■先日、仕事の関係で女子刑務所(カリフォルニア州都市部)に行く用事があった。
トイレに入ったんだけど、トイレットペーパーがうちのよりずーっと高級品だった。
■2月から続いている、微妙な断酒ですが、うまくいってます。
本当に週末だけになりました。特に我慢しなくても、ふつうにそうなった。
■職場の共起障害治療施設(薬物依存と精神疾患)に、新しい傾向。トランプさんのおかげで、オバマケア保険が消失しつつある。保険がないと入所できないため、一般から来る人が減少。刑務所直送がほとんどになった。その結果、
1)重篤な精神疾患を持つ人が増えた
2)境界知能の人が増えた
境界知能は、本当に厄介。一見して普通で会話も成立する。が、深い話が一切できないため、セラピーは不可能。他の入院患者とも、うまくやっていけない。
うまくやっていけない=複数の会話に入れない、すぐ威嚇的になる、自慢ばかりする、等。
境界知能の人は、他の入院患者とうまくやれないので、孤立。その結果、中途で逃亡。入院は司法取引の一部なので、指定入院期間を完了しないと、州プリズン(刑務所ではない)で6年などの刑期が待っている。にも拘わらず、逃げてしまう。
■ちなみに、境界知能の人は、ギャングメンバーにもなれません。ギャングには、発達障害(オーチズム)や精神疾患の人は、多くいる。が、境界知の人は、なんちゃってギャングにしかなれないことが多い。入れ墨も「線だけ」「途中で入れ墨やめている」など。ギャングメンバーの患者を観察していてわかるのは、知能の高さと、精神疾患や発達障害は、無関係だということ(学歴は、言うまでもなく無関係)。
知能が低いと、ギャングにすらなれません。こういう傾向は、多分、日本のやくざでも同じなのではないか。
■さらに、最近思うこと。
若い頃は、外見がそれなりに美しかったり精悍だったりするので、この「境界知能」が見過ごされがちになる。西海岸は、特に外見で判断される。このため、若いうちに華やかで不自由ない生活を送れていたのに、高齢になるにつれ、外見のメッキが剥がれ落ちる。境界知能の人は、セルフケアも滞るため、もともとの美貌にも関わらず、年齢が上がるほど外見が極度に悪くなっていく(太る、不衛生)。
彼らは、急にホームレスになることが多く、犯罪に巻き込まれて刑務所行きになる。そして私の仕事場の治療施設へ送り込まれる。外見が美しくて若いと、境界知能も見過ごされるが、軽度の精神疾患も、同様に見過ごされる。美しいから、周囲が助けたりフォローしてくれたりする。さらに、薬物とアルコールでごまかし続ける。
高齢になって、取り返しのつかない状態で入ってくる高齢者の精神疾患者や境界知能の人が、とても増えた。



