プリンターが壊れた。

プリンターが壊れた。
このプリンターは買ったとき約300ドル。私がお金出した。
「子どもの玩具じゃないから、娘(当時5歳)に好き勝手に触らせないでほしい」
と、何度も何度も頼んだのに、娘の玩具になった。
1日に100枚とか200枚のプリント&コピー。インクトナーも紙も、無制限に使ってお金を払うのは全部私。1か月に1本トナーを使い切っていた。
夫は、娘に一切注意しない、やりたいようにやらせていた。
子どもの自主性を重んじる……とかなんとか言っていたけど、「娘に嫌われたくない(!)」ということだったんだと思う。いま思えば、ということだけれど。
当然、プリンターはすぐに半壊。
その半壊状態を、なだめすかし使ってきた。

夫は、私が「やめてほしい」「子どもと大人の境界を守らせてほしい」……と頼んでも、まったく聞き入れてくれなかった。

子どもになんでもかんでも好きなようにさせていた。何もわからない娘と一緒になって、私が嫌がることをやらせたりもしていた。
いまだに忘れられないのが、「粒胡椒」を無理やり噛んで食べさせられたこと。仕事から帰ってきて、疲れ切っているのにいきなり「胡椒食べて」。何がなんだかわからない。多分、子どもと遊んでいたんだろうま、というのはわかったけれど。その時、私はもう疲れ果てていた。ちなみに夫は、結婚して以来ずっと無職。死ぬまで無職だった。「いま、胡椒なんか食べたくない、嫌だ」と言ったのに、食べるまで娘と一緒に笑いながら食べるまで強制してきて、結局私は泣きながら食べた。「この人は壊れている」と私は感じていたのに、いろいろなことを感じないように回路を切っていたように思う。

プリンターは、そういう思い出と繋がっている。
ちょうどいい機会なので、このプリンターとさようなら。