変わるサンフランシスコ


■ほんの数時間前まで「1ヶ月先に、何をしていてどこにいるかわからない」という、実に嫌な状態だったのですが、9割がた引っ越しが決まりました。さよならベイエリア。気候がいいし、食べ物は美味しいし、本当に住みやすいところなのですが、値段が高すぎます。住宅を筆頭に、生活にかかる基本経費が値上がりしすぎて、うちみたいに「中流」に寸でのところでひっかかっているファミリーは、もう暮らせません。

■そのベイエリアには、お金持ちの人が本当に増えて、レストランの値段や各種施設の入場料が、驚くほど上がってしまいました。自分自身も含めてですが、新しい住民が増えて、知らない人どうしで会話をすることがめっきり減った気がします。スマホが普及して、電車やエレベーターの中で雑談が減ったことも理由かとは思いますが。話しかけてくれるのは、スマホをさほど使わない年配の人ばかりになりました。

ベイエリア・ローカルの人に言わせると「ヘンな人が増えた」(A lot of weird people)ということらしいです。アメリカの各地域を回っている引っ越し族の人たちから聞くのは「ベイエリアは、冷たい人が多い」という、これまだ以前には考えられなかった意見です。

■といいつつ、私も「東京に近くなってきたな〜」というのはひしひしと感じています。壊れた時計も激減しました。以前は、街中でもバスでも「正確な時計」のほうが、半分以下だったと思います(「正確でない程度」は、1分2分ではなく、数時間単位の誤差ですのであしからず)。ニューヨークを知っている人は「ニューヨークみたいになってきてる」と言います。ちなみに、私実感では、サンフランシスコより東京のほうが都会です。住む分にも(ただし独身)、東京都心のほうが楽しいかもしれません。