The Emotionally Destructive Marriage その3

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アメリカの第二波フェミニズムは「人権思想」を背景にした男女同権運動です。ちょうどそのころ、女性の普通選挙権がいろいろな国で認められるようになっていた時代です。

■ところで「人権思想」というとき、その「人」とは従来「男」を意味します。普通選挙権が最初は男性限定であったように、女性は人ではありませんでした。近代社会の発展を支える思想としての「人権」とは実際には「男権」であり、女は除外されています。ここに、アメリカンフェミニズムの罠があります。

■人権思想に基づいて「男女を平等にしろ」といったとき、論理的に行きつく先は「女が男並みに平等になること」です。「男と同じように働き、男と同じように戦う」。つい先ごろ、米軍では女性兵士が初めて最前線へ出撃したことがニュースになりました。

■女性は、子どもを産んで育るという、男性の持っていない機能を有しています。この性能を使用しようとする場合、男性と同様に能力を発揮するするためには、女性独自の機能を切り捨てるしかありません。近代社会とは、男の性能を基準にして作られた社会です。初めから競争ルールが女向けになっていません。ですから、競争に立ち向かおうとする女性は、出産育児を可能な限り男向けの競争ルール合わせてコントロールしようとすることになります。

■その行きつく先が生殖医療だったり「デザイナーベイビー」だったりするわけですが、果たしてこれが人間にとってどういう意味をもつのかは、歴史が判断することになるでしょう。

■いずれにしても、上述したようなことが原因か否かはわかりませんが、アメリカでも出生率の低下がここに来て問題になり始めています。特に白人女性の出生率低下が著しくなっいます。また以前は「病めるアメリカの大問題」だったティーンエイジャーの出産も大きく減少しました。