地獄への道案内人

自分自身がそうだ(というか境界線上にいた)ということで、アルコール依存についてはいろいろと本を読みました。アルコール依存症気味の人は、だいたいみんな本を読んで勉強してると思います。そして「ふーん、、もしかして自分も、、、いや、まだ大丈夫」と思いつつ酔っ払ってる気がします。故中嶋らも 氏もそんなことを書いていました。

アルコール依存症……に限らず、薬物とかショッピングとかギャンブルとか新規事業とか、そういうものに強く依存する人には、必ずそれを「支える人」(イネイブラー)がいます。イネイブラーは「自分こそが被害者」と思っていたりしますが、実態は……ということで

イネイブラーの本当の顔

↑興味アル方はお読みください。

イネイブラーと依存症患者には、多種多様な組み合わせがあります。「イネイブラーには女性が多い」といわれていますが、そうでもない気がします。私自身が見てきた組み合わせにも、本当にいろいろなバリエーションがありました。中には薬物依存の妻を夫が支えるというケースがありました。この夫自身も「金銭に関する重篤な問題行動」があって数千万円単位のお金を溶かす、ということを繰り返しています。その数千万円単位のお金を与え続けているまた別の「イネイブラー」がいて……ということで、見事な依存の連鎖が出来上がっています。

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こういった「依存」を断ち切るためには、まずイネイブラーさんに退場してもらわないといけません。アルコール依存では「底つき」と言いますが「自分の人生が破滅した」(「このままではもうすぐ破滅する」ではない)という体験を得ないと、飲酒を止められない……と言われています。「底つき」まで行くには、イネイブラーの存在が邪魔です。イネイブラーというのは、実は「依存症者が、本当に回復してもらうと困る人」であったりします。

「底つき」させること……関係を完全に断ち切ることこそが、実は本当の愛情である……とわたしは学びました。「いい人」は地獄への道案内人なのよ……と。

人に対する本当の思いやり……「愛情」というのは、本当に難しいナ……、と改めて思う日々です。