「金を払う人がいちばん偉い」

ほとんどの「サービス」というのは、当たり前のことですが「お金を払う人」と「サービスの受給者」が、同じ人です。あるいは、近接した「(概ね金銭を媒介にした)利害関係」を結んでいる人です。温泉旅館とか、ホテルとか、マッサージとか、病院とか、カルチャーセンターとか、スパとか、エステとか、予備校とか、資格学校とか。
ところが「お金を払う人」と「サービスの受給者」が一致していない世界が、二つあります。
介護と保育です。
介護は「本人が大金持ちで、頭もしっかりしてる人」の場合は、この限りではありません。が、場合によって「生前贈与」があったり、痴呆が進みすぎて経済管理が他の人になっていたりします。

お金を払う人と、そのサービスの受給者が別の人になった場合、発生することは一つです。「お金を払う人に都合のよいサービス」が、サービス受給者に与えられる、ということです。それは、必ずしも「サービス受給者にとって、ベストではない」という矛盾をはらみます。

介護に関して、もひとつ面白い話をしたので、もうひとつ。
某さんの奥さんが、自分の義理親の介護をしていません。介護は、別のサービスに任せて仕事をしているそうです。その仕事が「介護」。これに親族は激怒しているそうです。「他人の面倒みるまえに、自分の義理親の面倒みろ」と。
でも、そしたら「保育園・幼稚園の先生」は?