「バー型」と「ひな壇型」を分けるもの

コメントに書いたんですが、本文にしてみたくなりました。

18日の続きの前に、閑話休題


バー型」と「ひな壇型」の二つを大きく分ける分水域となる「文化ライン」は、「男性同士のホモ・ソーシャル(同士の強い連帯関係)」な絆の強さの度合いに依存している、と私は仮定しています。


ホモ・ソーシャルな絆が強くなればなるほど、「ホモ・フォビア(同性愛嫌悪)」の度合いも強くなります。これは、逆に言うと異性愛への強制」が強く働く文化圏です。このような文化的強制の下では「バー型売春」、つまり「女を、見かけ上は人間扱いしつつも、貶めるものとして最終的には、人格ごと否定しコントロールしようとする」という、別名「モラハラ常態型文化圏」です。


これに対して「ひな壇型」文化圏は、同性愛に対して比較的寛容です。否、むしろ同性愛的な紐帯が、積極的に推奨されることさえあります。日本は明らかにこちら側です。このような文化圏では「女性」は、「別の生き物」に属します。従って「人格」とかはそもそも最初から関係ありません。「男」の欲望を満たすために、他の種族である「女」の下半身を利用させてもらうことの何が悪い?……という感じでしょうか。「食欲を満たすために、牛豚を殺して食べるけど、なにか?」という感覚と、同種です。


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ところで「治安維持」という観点から見た場合、「バー型売春」の形態は、大きな危険を伴うことがあります。「一括管理」という点でも「ひな壇型」のほうが、治安維持や公権力にとって都合がいいのは、一目瞭然かと思いますが、それでも「バー型」の何が最も問題になるのか、という部分に触れておきたいと思います。

薬物です。

バー型」の売春宿や売春場では、ほぼ必ずといっていいほど、違法薬物のやりとりが行われています。

違法薬物の本質的な問題は「資金」です。即ち、公権力とは異なる「別の勢力」の、資金源として違法薬物が流通することが、最も問題になります。


よって「バー型」を好む文化圏の売春は、逆説的ですが「合法化」されていまするところがあります。合法化することによって、事態を「可視化」し、「監督可能」にする、ということなのです。